企業様に人材面でのお話を伺っていると、バブル期並みの人手不足感が強まっています。
実感値として雇用情勢が少しづつ改善してきています。
10月に発表された大阪府の求人倍率は2か月連続の上昇でした。
このまま求人倍率が上昇すると、人手不足が原因で事業に影響が出る企業様も多くなるでしょう。
そんな中で一部の企業様では、業務の「切り分け」を積極的に推進される所も増えてきました。
例えば、友人の歯科医院では、歯科衛生士の業務負担を減らすために新たにクリーンスタッフを採用することが決定しました。今までは歯科衛生士が、診療器具の洗浄等も一括して行ってきましたが、今後はクリーンスタッフが洗浄業務を担当するそうです。
また、介護施設では入居者に行うリクレーションを外注する施設も出てきました。
介護施設の職員は、入居者の食事の準備から入浴の介助などあらゆる業務を一貫して行っています。そのうえ、入居者のリクレーションを考える必要があるので非常に負担が大きいです。
そこで、リクレーション業務のみを外注して、職員の負担を軽減する施設も出てきました。
このように「資格がなくても出来る業務の切り分け」は今後もどんどん加速していくでしょう。
今はスキルシェアのサービスやスポットで業務を依頼できるサービスがあるので、より業務を整理して効率的に働くことも可能になってきました。リワーキングではこのあたりの情報も随時、取材していきたいと思います。